「FTP転送。WideStudio for BTRON導入。
TRONWARE vol81購入」
前回の課題だった、
- ノートパソコンにRS-232C端子が無いからどう転送しようか…
開発環境はインストールしてもプログラムはどう書けばよいのかわからない…
を解決するために動き出しました。
RS-232Cで転送することは諦め、FTP経由で転送することに決定。
VineLinuxではFTPソフトがあるので、起動し設定をしたら見事にサーバにアクセスでき、プログラムを転送できました。
問題は超漢字4です。
確か、μFTPというソフトがあるということをどこかで見たような気がしたので、検索をかけて探してみる事に。
探していたら面白い事が発覚。
ファイル変換でFTP転送ができるとのこと。
ファイル変換を起動してみると、「ネットワーク(FTP)」仮身を発見!。設定をして接続してみると、さっき転送したファイルを見付け、無変換でダウンロード。
無事に超漢字に転送できました。
WindowsのFTPソフト(FFFTPとか)でダウンロードしてから、ファイル変換で取り込んでもいいんですけどね。。。この文章を書いているときに気が付いた(^^;
開発環境を構築して転送もできる状態になりました。
がしかし、超漢字のプログラムをどう書いていいのか解からない。
途方に暮れていたとき、そういえばTRONSHOW2004でVisualStudioに似たようなものが展示してあった気が……
WideStudio!
WideStudioは、Windows95,98,NT,2000,Linux,FreeBSD,SOLARIS,MacOSX(X11が必要)上で動作する、C/C++、Ruby、Pythonの
純国産の完全フリーのウィンドウアプリケーション統合開発環境です。(本家HPより引用)
BTRON/T-Engineアプリケーションも製作することができるので、早速導入してみることに。(
WideStudio Online Documents)
まずWideStudioのソースコードを /usr/local/brightv にダウンロード。
ターミナルを起動して
# cd /usr/local/brightv
# gzip -cd ws-vX.XX.X-src.tar.gz | tar -xvf -
※ ws-vX.XX.X-src.tar.gz の部分はダウンロードしたファイル名に置き換えてください。
を打ち込むと、デロォ〜と表示され、展開完了。
/usr/local/brightv を見ると ws-vX.XX-X というディレクトリがありますので、名前を ws に変更。
展開の次は本体のビルドとBTRON用のライブラリのビルドを開始します。
# cd /usr/local/brightv/ws
# ./configure
# make
make を実行すると前回より凄まじい勢いでデロォ〜と表示されます。見てても面白くないし、数分かかるのでお茶でも飲んでのんびりしてましょう。
終わったら、環境設定です。
前回記入した /root/.bashrc をエディターで開いて
export PATH=$BD/tool/gnu/i386-unknown-gnu/bin:/usr/local/brightv/ws/bin:$PATH
export WSDIR=/usr/local/brightv/ws
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/brightv/ws/lib:$LD_LIBRARY_PATH
を追加して保存。
一度ログアウトして再ログイン。
またターミナルを起動して
# cd /usr/local/brightv/ws/src-btron
# ./configure
# make
を実行。またもやデロォ〜と表示されます。
エラーが出ないでビルドできれば無事WideStudio導入完了!
WideStudioを利用するにあたっては、
書籍なども出版されているので参考にしてみてください。
さて、今回はこれにて終了………何か忘れているような気がするけど多分気のせいだろう……
次回にご期待ください。。。
-------------------- メモ --------------------
WideStudioのOnline Documentsが更新されたらしく、私が記入したやり方は消えちゃいました。
動くから多分大丈夫だと思うけど、、、心配な方はOnline Documents通りに操作してください(^^;
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